RICHのサービスをご活用いただいている「会宝産業株式会社」の近藤 高行社長にお話をお伺いいたしました。

■御社の主な事業内容について教えてください。
自動車リサイクル事業を行い、リユース部品を国内・海外へ販売し、自動車リサイクル事業者に特化した業務基幹システムと販売プラットフォームを開発し、日本国内の同業他社108社へサービス提供しています。UAEとケニアにおいて子会社・合弁会社を設立し、自動車中古部品のオークション会場を運営。また、2007年に国際リサイクル研修センターを設立し、自動車リサイクル技術・ノウハウを世界へ提供しています。インドハリヤナ州にて自動車リサイクル工場も運営しております。

■RICHの支援をうけることになったきっかけや背景を教えてください。
ISICOより、経産省事業で産学官連携の北陸RDXの推薦を受け、EVバッテリーをはじめとする当社の取組について、支援をして頂いたのがきっかけ。北陸RDX事業は2025年度で終了するため、北陸RDX総括エリアコーディネーターである井熊氏が代表を務める株式会社RICHに引き続き支援をしてもらうことになりました。
■RICHでどのような支援をうけましたか?
自動車の電動化でリユース・リサイクル市場の拡大が見込まれる中、使用済みとなる蓄電池のリユースに関する新規事業の推進を支援いただきました。具体的には、技術開発補助金の採択に向けて、技術開発要件の明確化、今後の市場動向の分析。また、海外における自動車リサイクル事業のコンサルティング展開におけるサポート支援。具体的には、コンサルティング契約における仕様書・契約書の作成のサポートをしていただきました。
■支援を受けてみて感じたこと(良かったことや改善ポイント)を教えてください。
当社において、新規事業開発は手探りかつ高額なコンサルティングサービスを利用することなく進めていたこともあり、事業化した案件は限りなく少ないです。RICHはそれぞれの分野において、包括的かつ精度の高いコンサルティングサービスを、成果報酬という形で提供してくださり、中小企業にとっての新規事業開発において、なくてはならないサービスだと思います。

■御社の今後の展望や取り組みを教えてください。
まず一つ目は、蓄電池の付加価値化です。もう一つは当社のシステムやノウハウの知財化。最後に、当社のブランド価値の向上も大事なテーマです。
会宝産業は、自動車リサイクル事業を通して、日本・世界の環境に貢献していきます。
※このインタビューは2025年4月に実施しました。
会宝産業株式会社
石川県金沢市東蚊爪町1丁目25番地 TEL : 076-237-5133