「食べる人・作る人、すべての人が喜び合える幸せな食事を届けたい」(アイディッシュ株式会社)

事業者様インタビュー

· インタビュー

RICHのサービスをご活用いただいている「アイディッシュ株式会社」の下村 昭夫社長にお話をお伺いいたしました。

broken image

■御社の主な事業内容について教えてください。

当社は、IH式個別加熱調理システム「dishcook(ディッシュクック)」の販売を通じて、食事提供に関するコンサルティングを行っております。主に福井県内の病院や福祉施設に導入いただいており、最近では富山県、愛媛県、愛知県においても導入いただいており、昨今の人手不足の解消や“できたて あつあつ”のおいしい食事の提供に貢献しております。

当社の取組みは、120年続く越前漆器の製造業から派生し、1990年代 近く訪れる高齢化社会に備え、病院等へ機内食提供の仕組みを投入するという一大プロジェクトの一端を担うことから始まりました。器作りから始まり、給食現場の課題を知り、解決するために必要と考える食事提供のシステムを独自で開発するに至りました。現在のディッシュクックを開発するに当たっては、大手電力会社との共同研究を経て完成に至っております。

食材費・人件費の高騰、慢性的な人手不足の中、食べる人・作る人、すべての人が喜び合える幸せな食事を届けたい、そんな想いで事業を推し進めております。

broken image

■北陸RDXの支援を受けるきっかけ・背景を教えてください。

当社の研究開発にご協力いただいておりました福井大学の産学官連携本部の方から当時 北陸RDXの統括エリアコーディネーターに就任された井熊様をご紹介いただきました。その際に越前漆器のお話と同時にディッシュクックで調理した食事を召し上がっていただいたところ、そのおいしさにとても感動いただき、併せて北陸RDXの理念とビジョンをお伺いすると、伝統工芸・技術とDXの融合、新しい価値を生み出すとは、正にディッシュクックそのもの、ということとなりご支援いただくことになりました。

2021年から4年連続してMatching Hub(金沢市)へ出展しております。

broken image

 

北陸RDXでどのような支援を受けたか教えてください。

  1. 多様なステークホルダーとの関係性をまとめた事業構造図の作成支援
  2. 大手企業様との協業に関する様々なアドバイスと支援
  3. 中期経営計画に関する財務モデルのレクチャーと事業計画の作成支援
  4. 資金調達に関してファイナンスラボでのプレゼンテーションおよび金融機関へのプレゼン同行
  5. ディッシュクックを導入・活用できる企業・施設へのアプローチを支援いただける関係者のご紹介
  6. 人材獲得に関して、各分野のキーマンのご紹介
  7. 当社のノウハウ、特許・知財等に関するアドバイスと支援

 

■御社の今後の展望や取り組みを教えてください。

ディッシュクックは、現在、病院や施設様など集団給食の現場で活用されていますが、ディッシュクックの最大の強みは、個別に一人分ずつの食事を自動で加熱調理することができる点です。

私たちは、ディッシュクックを全国に広め、人手不足だけでなく、地域の特性を守りつつおいしくて栄養管理のされた食事を通じて高齢者や多くの方々の健康を高めていくことを目指しています。

どこに居ても、おいしい 幸せな食事で、食べる人の人生を豊かにする。それが、私たちの目標です。

※このインタビューは2024年10月に実施しました。

broken image

アイディッシュ株式会社
916-1223 福井県鯖江市片山町8-7
TEL : 0778-65-2360