「災害の予知予防技術分野で社会の持続化と好循環を実現させたい」(株式会社 地域みらい)

事業者様インタビュー

· インタビュー

RICHのサービスをご活用いただいている「株式会社 地域みらい」の北原 良彦社長にお話をお伺いいたしました。

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■御社の主な事業内容について教えてください。

当社は測量設計補償などの建設コンサルタントを主たる業務とし、国県市町などからの公共事業を請け負っております。最近では能登半島地震の災害対応業務に社員一丸であたり、当社の理念である「自然と人と社会をむすび豊かな地域社会を築く」に基づき早期復旧に向け日々尽力しております。

当社は国内においても早期の2005年より三次元計測機器及び三次元設計ソフトウェアを導入し、機器操作・データ編集などのノウハウや他の技術との融合や派生技術を独自で積み上げて参りました。近年ではXR技術(ARやVRなど)の技術と融合し、効率や安全の向上を支援する視覚技術コンテンツなどを手掛けるなど、三次元関連技術にて一般企業向けにも事業展開しております。

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■北陸RDX(またはRICH)の支援をうけることになったきっかけや背景を教えてください。

当社技術の発信の場として、毎年開催されているテクノフェア(福井県)とMatchingHub(金沢市)へブース出展しております。2022年の各イベント出展の際に北陸RDXの担当者様にお声掛け頂き当社技術に大変興味をお持ちになられました。その後北陸RDXのコンセプトなどを伺い、幾度か打合せを重ね、当社が目指している将来像と北陸RDXのビジョンがピッタリと合致したため支援して頂く運びとなりました。

 

北陸RDX(またはRICH)でどのような支援をうけましたか?

当社が得意とする「三次元に関する計測・データ処理・融合派生の各技術」に関して、

1. 新たなサービススキームである「デジタルツインサービス」の構築・事業化の支援

2. 上記サービスを応用・展開できそうな企業・団体・コンソーシアム等とのマッチング支援

3. プレゼンテーション・デモンストレーションへの同席・フォロー

4. 大学との連携による共同研究開発支援などの大型補助金申請の調整と支援

5. 当社のノウハウ・技術などの知的財産の再発掘支援と活用・業務実装に向けたアドバイス

6. 開発した新技術の特許出願に関するアドバイスと支援

 

■支援を受けてみて感じたこと(良かったことや改善ポイント)を教えてください。

他社と比較した当社技術の優位性の確認・認識と、その技術を用いた他分野展開へ向けたサービススキーム構築へのアドバイスを受けたことが一番良かったことです。

また、マッチングして頂いた企業へのプレゼンテーションやデモンストレーションの際に必ず同行して頂き、取組みの概要説明やフォローして頂けることが大変心強く、また自信を持たせて頂いています。

また、北陸RDX並びにRICHの支援を受け、特に中堅・若手社員が中心となって様々な事業・業務を行う中で、新しい出会い・技術・知識の蓄積はもちろん、仕事と自身に対しての「自信と向上心」が強く芽生えており、支援を受けて本当に良かったと感じております。

更に、今年3月に北陸RDX(RICH)の協力のもと当社として初の特許出願を行いました。三次元関連技術をサービスとして扱う企業が群雄割拠するなかで、強い武器にも堅固な盾にもなりうる知財戦略によりアドバンテージやイニシアチブをとる大切さを学べ、本当に良かったと思います。

 

御社の今後の展望や取り組んでいきたいことについて教えてください

当社技術力の一つの結晶である「デジタルツインサービス」を展開し、皆様の「生活・生業・環境を守る」ため、災害に繋がる変位の可視化・発見→発災の予知予測→被害の回避・低減化を実現する仕組みを創る、といった「より良い結果・未来へとアップデートしていく」事を常に心掛け、災害の予知予防技術分野で社会の持続化と好循環を実現させたいと思います。

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また、同時に日進月歩の関連技術についても研究・研鑽し続け、他技術との融合、他分野への応用展開、技術特許出願などに果敢にチャレンジし、「新たな技術と需要市場を創出する事」も併せて当社の両翼とし羽ばたいていきたいと思います。

※このインタビューは2024年6月に実施しました。

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